第三回電王戦第三局

ニコニコ生放送を齧り付いて見るのが不可能だといい加減気付いたので、タイムシフト予約をして視聴しました。

日中も無線の飛んでる所でちょくちょくチェックしながらという感じで、横歩取りから豊島七段の優勢になった辺りまでリアルタイムで見てました。
帰宅したのが19時くらいで、終盤が一応見れるかなーとは思っていたのですが、とっくに中継は終わってました。

中継の方はゲストの小籔さんがいい味出していて、面白かったです。
野月七段の聞き方も凄く上手いし、かなり和やかに楽しめたように思う。
現地レポートも藤田女流ではなく、香川女流王将だったので、少々新鮮だったかなと思います。
将棋の展開自体はかなり激しく結構ヒヤヒヤな感じを受けましたが、流石に次世代のエースと言われるだけあり、豊島七段の落ち着きっぷりに安心しました。
あべのハルカスの55階という意味不明な場所での対局にも全くと言っていいほど動じない姿には、感心せざるを得ませんでした。

かなり序盤から苦しい展開だったYSSですが、最初から投了まで評価値もマイナス値から変わらず、豊島七段の指し回しに完全にやられてしまったという感じでしょうか。

率直な感想を述べると、投了時の大拍手を聞いて少し複雑な気分になりました。
棋士側を応援している自分が言うのも何だとは思いますが、あの場の開発者はあまりにも孤独なように見えました。
勝負が始まってしまえば、もちろん一対一の戦いではあると思うのです。
ただその周囲を取り巻く環境を考えた時、開発者のほうがより孤独な状態だなあと感じてしまったのです。
だからなんだ、将棋指すのはPCだろ!と言われてしまえばそれまでのように思われます。
実際その通りだと思います。

判官贔屓的見解なのかなあ。
人間の感情っていうのは、イマイチよく分からないものですね。


来週は駒得で有名な森下九段です。
最終戦をイーブンで戦えるかがかかった大一番なので、来週も目が離せないですね。
というか、ここまで三局家でゆっくり見られていないので、来週はのんびり観戦出来るように一週間頑張りたいです。
本当に……休日に予定あるのって疲れるから嫌だ……。