第三回電王戦最終局

今年の電王戦もついに最終局が終わりました。

という文言を書いてから早一週間経っていました。
全く感想を書く時間も無かったので、仕様が無いといえば仕様がないのです。
が……当時抱いていた感想は若干消え去ってしまったので、少し悲しい気持ちです。

対局の内容自体はずっと見ていたわけではないので、詳しくは知りません。
序盤以降屋敷九段の劣勢が続いていたところから、ponanzaの角追いの間に挽回、最終的には時間に追われて出た屋敷九段のミスが敗着、という感じだったでしょうか。

屋敷九段は昨年度の順位戦で残念ながら降級が決まっていたとはいえ、A級在籍経験もある元タイトルホルダーです。
プロ棋士としてはトップクラスといって全く問題ない棋士の一人であると言えます。
今年はクラスタ化などの特別な環境もありませんでした。
その状況でソフトに敗北したということは、明白に、ソフトがトッププロ以上の棋力があると認めざるをえないのではないかと思います。

情報機器の1年間での進歩は目覚しいものが有ります。
人間が1年で成長する量だって決して少ないとは思いませんが、コンピュータのそれと比較したら、勝負にならないと思います。
1年毎の開催の度に、人間側の劣勢さはより顕著になっていくわけです。
ましてや現在棋界一の棋士である羽生さんの年齢を考えると、どうしても棋力は衰えていくと考えざるを得ません。
トッププロでさえ敗北する現在の情勢では、最強の人間vs最強のソフトを見たいと考える人は少なく無いと思います。

いずれにしても、ソフトの方がプロ棋士よりも強いという状況下で、どのようにして将棋を魅せていくのかということは、今後逃れられない将棋連盟の課題になりそうです。


余談
電王戦開催中に抹茶大福を食べてみたかったのですが、ローソンになかったので結局食べられずじまいですよ。
そういえば今、ローソンのスイーツ(笑)リラックマポイントというのが着いてるんです。
40枚集めて貰えるリラックマどんぶりが無茶苦茶可愛いので、是非ゲットしたいと思ってます。