W杯が楽しみだった理由

正直そんなにサッカーって好きなスポーツではないんですが、今回のW杯に関してはかなり期待していました。

というのも、2010年のW杯からその後行われてきた代表の試合が非常に面白かったからです。


どちらかと言えば野球派な自分としては、Jリーグの試合を観戦しに行くこともほぼなかったように思いますし、2002年2006年のW杯も含めて、退屈な競技だなあという印象が強かったのを覚えています。

そういえば、小学校の低学年の頃だったでしょうか。
FC東京ガンバ大阪の試合を観に行った記憶があります。
試合内容は露程も覚えていないのですが、おっさんの野次がやたら暴力的で、それ以来サッカー自体にも非常に悪い印象を持ちました。


そんな幼少時代の思い出はともかく、結構期待していたんですよ今回の日本代表。

こうなんというか、縦にスルーっと出てそれをうまーく受けた選手がゴールへシューッってする様が非常に見ていて気持ちよかったので。

それがなんですか。
W杯始まって蓋を開けてみたら、過去の代表と同じ何も面白く無い試合やってるんですもん。
朝早くからこんな期待はずれな試合を見せられ、気分がいいはずもないでしょう。


1戦目2戦目、どちらも良いとこなしで終わってたように思います。
あぁそういえば、1戦目に決まった本田のシュートには興奮しましたが。

今回見ていて唯一良かったなあと思ったのが、3戦目前半のプレイです。

相手にPKを取られ早々に失点はしたものの、縦に速いパスが繋がってゴールへ向かっていく姿勢が、この試合でやっと見られました。
それらのプレイ自体直接は得点に繋がらなかったですが、希望の見える攻撃の展開にだいぶワクワクさせられました。

と思ったら後半開始後そのプレイスタイルが消え去る不思議。

もうなんというか……。


まぁ代表の選手も大変だとは思います。
W杯なんか特に、自分みたいな素人も山程見てる中で結果を出さなければいけないわけですから。

ただなんていうんでしょうかね。
負けた事自体が悪いとは思わないんです。
やっぱりシュートの決まる決まらないとかって時の運もありますから。
百発百中勝てるほど勝負の世界って甘くないと思いますしね。

選手たちが散々言っていた「自分たちのプレー」というやつが見られなかったことが、自分としては一番残念なことでした。
負けても(もちろん勝つに越したことはないですけど)いいから、これまで積み重ねて練習してきたプレーをやって欲しかった。

とはいえ2週間くらいの間気持ちをエキサイトさせてくれたことは間違いないので、また次回以降どうなっていくのかを楽しみにしたいと思います。