第三回電王戦第二局

案の定というか、なんというか……
あまり後味の良い結果ではない対局になっちゃいましたね。

先週のPV以降ゴタゴタと騒動になった挙句、結局ソフトは元々のバージョンに戻され、誰も得しない展開となりました。

今日も観戦しようと早めに帰宅してはいたんだけれども、対局途中で睡魔に襲われ起きた時には終了後の記者会見の場でした。
佐藤六段の顔を見て、あぁ…という印象。

寝る間際に観た指し手が佐藤六段の7八飛成でした。
確か、直前の▲6四歩△同歩の辺りでツツカナの評価値がやねうら王側に逆転していたように思います。
解説の木村八段もかなり苦い顔をしていたので、この辺りで形勢を損ねたのかなあという雰囲気です。

棋譜を見直していて、△1八歩~1九歩の間に金銀2枚がと金に取られてるのは、どうだったんでしょうか。
凄く大胆な手のように思うんですけど、解説が聞きたかった。

問題を抱えた状態での対局でしたから、佐藤六段も純粋に将棋は指せなかったかもしれません。
磯崎さんとしても、騒動になってしまって多少気負われている部分があったのではないかと思います。
もっとピュアな状態で、真剣な勝負が出来ていればなあと、思わずにはいられないのが残念です。

うーん、何れにしても人間側の2連敗ということで、人間サイドとしてはかなり厳しい状況になりました。
ドワンゴ的にも結構誤算なのではないかという指摘が散見されますが、その通りのように思います。
”反撃開始”なんて銘打ってしまってますしね。


ともあれ、来週は超期待の豊島7段と、前回未出場のYSSの対局ということで、非常に楽しみです。